[interview]サワディタイランド~増田明美さん~

今回は、昨年の「プーケット国際マラソン」に続き、今年も「プーケット・ウォーク&ラン」をプロデュースされた増田明美さんに御登場いただきました。

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編集部 昨年、6月に行われた「プーケット国際マラソン」をプロデュースされましたが、そのきっかけは?

増田 3年前、スマトラ沖地震がおきた半年後に、夫がタイを好きだったので、ミニ新婚旅行みたいな感じでプーケットを訪れたんです半年前にかなり被害の大きさをアピールしたような映像を目にしていましたので、もっと大変なのかなと思って行ったんですけど、美しさしか目に入ってこない。私はすっかりプーケットの虜になってしまって。で、現地の人に聞きましたら、日本人観光客が激減してしまったと言われて…。何か走ることを通して、また、日本人の観光客の方に戻っていただけないかなと思ったんです。翌年に行った時にも、まだ激減しているといことで、「あ、もうマラソン大会だ」って。やはり来てもらえれば一番よくわかることなので、まず触れてもらおうと思いまして、地震がおきた2年後、去年の6月18日に第1回プーケット国際マラソンという形でスタートしました。


編集部 プーケットの魅力はどんなところにありますか?

増田 まず人が親切。どこで出会う方もいっつもニコニコしているんです。そういう姿を見てこちらもうれしいですし、その前に尊敬できますね。笑顔を絶やさないという国民性。私がプーケットで会ったタイの方々は心の豊かさをもってらっしゃって、そういうところが素敵だなと思いました。あとはね、ホテルの中でも朝早くに食事に行くと、カゴの中に花びらをたくさん入れてシルクの洋服に身をまとった女性がいて、水がめに花びらを並べるんですね。それがなんとも言えない美しいしぐさ。私がうっとり見とれていると“一緒にやる?”と言われて一緒にやらせて頂き、そんな時間が本当に幸せに感じられて。時がゆったり流れている空間がステキですね。
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そして、海がきれいです。なぜあんなに砂が白いんでしょう。また、海も色が違うんですよね。波打ち際から沖へ行くほどに濃くなっていて、波打ち際は淡い抹茶色をしていて、砂とのコンストラストがとてもきれい。浮かんでいる船は木の船が多いし、遠くに見える街並み、周りの木々はヤシだけでなく、ブーゲンビリアの花やプリメリアの花が咲いていて、全体の色の調和がとれていますね。どこもかしこも写真を撮りたくなる風景です。


編集部 プーケット以外にも行かれましたか?

増田 プーケットへ行ったあと、バンコクへ寄ってアユタヤにも行って、俳句を作りました。「石積みの 遺跡を抜ける 夏の風」。すごく好きな場所へ行くと俳句を作るんです。趣味なんです。本当にアユタヤ時代から変わらないだろうなという石積みと仏様が何体も並んでいて。写真を撮ったんですけど、その中の1つの仏様が夫にそっくりなんです。二人並べて写真を撮りました。それと山田長政の日本人町の跡にも行きました。DNAでしょうか。旅行をしていても、とてもなつかしさを感じます。バンコクではゾウの絵が描かれたネクタイやハンカチを売っているシルクのお店に連れて行っていただいて、本当に楽しかったです。

編集部 タイ料理は好きですか?

増田 大好きです。トムヤムクンが好きで、行ってみてわかったんですけど、ホテルで食べる味、レストランで食べる味、屋台で食べる味が全部違うんですね。色々試そうとタイに行くと1日2回ぐらいトムヤムクン食べています。


編集部 そして、今年は9月30日に行われる「プーケット ウォーク&ラン」をプロデュースされていますね。

増田 去年の反省点も加味しました。やはり暑いところですので、フルマラソンをなくして、もっとヘルシーをテーマにしようと。また、ウォーキングの部を入れようと。今、日本では生活習慣病やメタボ(リック)を気にしている方が多いんですね。その予防や観光の色を濃くした方がいいのかなと思って、今年は名前を変え「プーケット ウォーク&ラン」にしました。旅行を楽しみながらプーケットに来ていただいて、自分の足でプーケットの海や街並みにふれ、健康になってもらう、という主旨です。「足が目になる」という感じですね。足が丈夫であれば観光ランニング、観光ウォークができるんだってことを感じて欲しいです。私はそれが、日常になっているんですよ。出張に行くと、仕事の前か後に必ず1時間走ります。走ってみると、その街の様子ががよくわかりますね。それは電車や車から眺める風景よりもゆったりしていて細部まで見える。路地のにおいなど、その土地独特なものがありますね。この大会が、観光ランニング、観光ウォークの習慣化につながればステキだなあと思います。そして、今年は日タイ修好120周年です。もともと日本とタイはすごく友好が深かったんですよね。もっともっとタイ、プーケットを好きになる人が増えくれればいいなと思っています。


編集部 今回のコースは?

増田 今回、コースを変えました。去年のラグーナ地区はリゾート地区なので行ける人が限られていますし、沿道も人が少なかったんですね。今回はにぎやかなパトンビーチがスタート、ゴールで、よりプーケットらしさを楽しんで頂けると思います。コースの最初と最後は海、開放感を感じられるでしょう。途中、ゴムの林やパイナップル畑、水牛が寝そべっている所を通ったり、昨年より土地の人々の姿や生活が見られるコースになっています。給食はもちろん、トロピカルフルーツ、ゴールしたらタイマッサージのサービスもありますよ。サバイサバイパーティでもタイならではのホスピタリティーを感じていただけると思います。
  プーケットでこのイベントが、着実に根付いていってくれるといいなと思ってます。今年やってみて、実際に健康・観光目的で「ウォーク&ラン」が良かったかどうかも確かめられますしね。


編集部 いろいろな方面で活躍されていますが、職業は?と聞かれたら。

増田 何でしょうね。書くことは好きです。7月20日に始めての小説を出します。講談社から『カゼヲキル1助走』という。それは北京オリンピックまでに3冊出す中の1冊目です。陸上競技にとりくむ少女が主人公で、いろいろと苦労しながら北京オリンピックのスタートラインに着くという設定なんです。でも肩書きって言うと、作家では全然食べていけないので、ま、スポーツジャナリストという肩書きでしばらくやって、また、いろんなことにチャレンジしていきたと思っています。


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編集部 今日は、お忙しいところをありがとうございました。
増田 こちらこそ、楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。

プロフィール
増田 明美(ますだ あけみ) 本名は木脇明美。1964年1月1日生まれ。千葉県夷隅郡岬町(現・いすみ市)出身。元女子マラソン・陸上競技長距離走選手。現在はスポーツジャーナリスト・マラソン解説者・大阪芸術大学教授。7月20日に小説『カゼヲキル 1助走』が発売され、作家としてもデビュー。

「2007プーケット&ウォーク&ラン」オフィシャルサイト
http://phuketwalkandrun/2007/

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