タイでは数年前から、日本食ブームに便乗した緑茶ブーム。オイシから日本の緑茶が発売されてから、他のブランドもそれに続くように、いろんな緑茶が発売された。しかしそこはタイ。コーヒーと言っても、デフォルトで甘いものが出てきてしまうように、タイの緑茶もとても甘い。ブームが加熱に伴い、味のバラエティ、甘さもヒートアップ。いったい、この先どこへ向かうのか。
01 オイシ・緑の茶 オリジナル
ブランド:オイシ 価格:20B 味:とにかく甘いタイで緑茶と言ったら、これ。過去にボトルキャップの裏にクジがついていて、当たれば数百万バーツの賞金ゲットのプロモーションで一世風靡。公園の掃除のおばちゃんたちは、その期間それを拾うことばかりに夢中になり、実際に当選者が彼女たちの中から出たりした。味に特徴がない。香りも弱く、逆に言ったら、飲みやすい。そのことが勝因か。
02 オイシ・緑の茶 玄米
ブランド:オイシ 価格:20B 味:またもや甘い。玄米とうたっているのに、中身はなぜかとうもろこし味。まず匂いが独特で、飲んだ後も余韻が残る。口当たりがまろやかだが、ノドが乾いている状態でも、ごくごくいけない、異国の壁を感じる。
03 オイシ・緑の茶 白麦
ブランド:オイシ 価格:20B 味:まず匂いに驚かされる。バタークリームやロールケーキのような、その匂い。やはり甘い。匂いに忠実で、飲んでもまるで先にあげた固形物を飲んでいるような感覚。これ一本で一つのデザートを食べたような充実感。
04 オイシ・緑の茶 いちご味
ブランド:オイシ 価格:20B 味:バレンタインの季節に限定して発売されたイチゴ味。オリジナルの味に後味も香りもないせいか、緑茶の味がほとんど感じられず、まはや、いちごの甘酸っぱさしか、感じられない。まさしく限定の味だ。
05 鮮茶グリーンティ イチゴ・モモブレンド
ブランド:味の素 価格:20B 味:甘酸っぱいイチゴとモモの味が強烈で、後味でわずかに感じる何かの苦み。いったい緑茶の要素がどこにいったのか、自分がどこにいるのかさえ、わからなくなる味。もうすでに緑茶という枠を超えている。
06 鮮茶グリーンティ ふじリンゴブレンド
ブランド:味の素 価格:20B 味:香りは果汁系りんごジュースそのもの。口の中にいれた瞬間、後悔先にたたず。後味に何かの苦みが!! そこまでして、なぜ緑茶にこだわるのか。つっこみどころの多い、奇抜な発想が集結した一本。
07 ぴょりく ホワイトティー・リラックス ハニーレモン味
ブランド:TC PHARMACEUTICAL 価格:20B 味:ハニーレモンは緑茶ブランドが一斉に出した緑茶プラスアルファの味のハシリだったような。パッケージの味の表記にリラックスと一番大きく書いてあるが、けっしてリラックスできる味ではない。飲んですぐの苦みに逆に緊張さえ感じてしまう。ハニーレモンの味もその苦みに消されて、後味は何を飲んだのか、思い出せない。
08 ぴょりく ホワイトティー・クール 菊味
ブランド:TC PHARMACEUTICAL 価格:20B 味:わずかに菊の香りが漂う。しかし、飲むとホワイトティーの苦みもなにも感じない。これを飲むと、少しブランド自体の迷いが感じられる一本かもしれない。けっして、味はクールではない。
09 Unif グリーンティ オリジナル
ブランド:Unif 価格:20B 味:Unifのオリジナル緑茶は、緑茶の原型をとどめていないオリジナリティ溢れる味。いつかどこかで、嗅いだことのあるような、何かの花の香りがする。それはまるで人間の記憶の根底にある香りのようで、緑茶というカテゴリを超越した、オリジナルのような気がしてならない。深い意味でもオリジナル味。
10 zenYa 緑茶 本物の味
ブランド:zenYa 価格:20B 味:緑茶をリリースするブランドでは後発のzenYa。本物の味とうたっているだけに香りが緑茶ブランドの中で一番緑茶に近い。しかし、飲んでみると、緑茶の味わいも苦みもなく、甘さだけが印象に残る。後味もスッキリ。
11 zenYa 緑茶 石榴 ざくろ
ブランド:zenYa 価格:20B 味:ざくろ味と緑茶。後発組なので、なかなか日本を研究しているように思う。しかし、味はざくろとほど遠く、言われるまでけっしてわかることのない、ふしぎなフルーツ系飲みもの。人工的な味で、オリジナルに緑茶の味わいがまったくない分、何かのフルーツドリンクという位置づけになる恐れがあり。
12 zenYa 緑茶 野生のベリー
ブランド:zenYa 価格:20B 味:まず色に注目したい。青緑色とでもいうのだろうか。色からして、緑茶の原型をとどめていないこの自由な発想。香りはブルーベリーなどのベリー系フルーツが複合した強い香り。強すぎてミントのような匂いまでしてくる。味は、その自由な色から想像できないベリー系ドリンク味。緑茶の要素は微塵も感じられないこのドリンクの後味は、とてもスッキリしている。
13 生茶 本格緑茶
ブランド:KIRIN 価格:20B 味:タイのこの緑茶事情。日本のベストセラー、KIRIN「生茶」が満を持して、日本の本格緑茶をタイに知らしめるために、タイの緑茶市場に殴り込み。かと思ったら、この考えも味も甘かった。色は日本のそれと同じ。でも香り、味、後味がタイの緑茶の流れを組んでいる。生茶ではなく、甘茶と位置づけたい。
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